前回は、ウォータースライドデカールについてお話ししました。
文字通り、水で濡らした後に、スライドさせ張り付ける方法でしたね。一見簡単そうに方法ですが、気泡が残らないようにしなければならないため、高度な技術と経験が必要です。外注で製作することをオススメします。
さて、今回も引き続き、デカールの種類をご紹介したいと思います。
■ドライデガールは制約がいっぱい!ウォータースライドデカールの方が良い!?
2.ドライデカール
ドライデカールは、フィルムの上から擦ることで写し取る方法です。
前回お話しした、ウォータースライドデカールと比べて、ニス部がないため、すっきりとした仕上がりになります。さらに、コストも比較的低いというのも、メリットになります。
ただ、単色で塗るのが基本であり、多色刷りには制約がある。
また、ウォータースライドデカールのようには、微調整ができず、一度貼ってしまったらやり直すことはできません。
これらの短所があるため、コスト重視ではない方にはオススメできない方法になります。
いかがでしたでしょうか。
結論から言えば、ドライデカールよりは、ウォータースライドデカールの方が優れていると考えられます。
多色刷りができないことはあまり問題視されませんが、貼り直しができないのは問題です。
これを避けるために、一度、ウォータースライドデカールで写し取ってから、貼る方法がありますが、これでは、ドライデガールの長所が失われます。
なので、ウォータースライドデカールの方が比較的優れた手法なのです。
続く