前回は、中古車の場合の「自動車取得税」についてお話ししました。
取得価額の3%が、自動車取得税でしたね。
そして、今回は、新車の場合の「自動車取得税」について解説したいと思います。
■中古車と新車の違いは、取得価額の算出の仕方!
とはいっても、自動車取得税は、新車の場合も、中古車の場合も、「取得価額に3%を掛ける」ことで、計算できます。
ただし、取得価額の求め方が少し違うのです。
・新車の場合
「自動車取得税額=取得価額×3%」
取得価額(1,000円未満切り捨て)=課税標準基準額+オプション価額
*軽自動車の場合、3%→2%
オプション価額というのは、新車購入時にオプションで装備品の価格のことです。
カーナビ、オーディオ・スピーカー、そして、バックモニターなどが例になります。
■中古車のほうが自動車取得税はかからない!
中古車の取得価額=課税標準基準額×残価率
新車の取得価額=課税標準基準額+オプション価額
残価率というのは、新車購入時を1として、年数が経過するにしたがって残価率は下がっていきます。
中古車は、新車を購入してから年数は経っているので、取得価額は新車に比べて低いと言えるでしょう。
一方で、新車の場合は、新車購入時にオプションで装備しなかったとしても、中古車よりも取得価額は高いです。
そして、自動車取得税は、取得価額の3%なので、取得価額が低いと、自動車取得税も低くなります。
つまり、新車よりも中古車のほうが課税額は低くなりやすいということが言えますね。
次回は、自動車取得税の計算例をご紹介します。